雪が積もった車どの順番で除雪する?「屋根の雪を降ろすことが重要」

まず最初に除雪をするのは「運転席側のドアとその上部の屋根」。
ここの雪を払うことで、ドアを開けた際に車内に雪が入り込むのを防ぎます。エンジンをかけフロントガラスの曇りを解消するヒーターと後ろの窓の熱線をつけます。

その後は車体の雪下ろし。ここで重要なのが、屋根に積もった雪を払うことです。

屋根に積もった雪は、走っている最中に、車内の熱で滑りやすくなっていきます。そのため、雪が積もったままの状態で走行すると、ブレーキをかけた時などに屋根の雪がフロントガラスに滑り落ち、視界を奪ってしまうことがあるということです。カーブに入る直前の減速で雪が落ちてくることもあり、非常に危険だということです。

窓、タイヤ周り、ホイールハウスの雪を払いハンドルの動きを妨げないようにします。

「自宅前で動けなくなった」が多数!重要な“道路と自宅敷地の境”の除雪

車体の除雪の他にも、“道路と自宅敷地の間に積もった雪”に注意が必要です。
JAF山形支部によると、山形県内の冬の出動依頼で少なくない数が「自宅前で動けなくなった」というもの。

除雪車が走った道路と自宅敷地の間に雪の山ができ、無理に通ろうとした際に車が乗り上げて動けなくなってしまうということです。

あらかじめ除雪をして段差を取り除き、通行することが必要です。

家を出発するときだけではなく、家に入るときや、お店の駐車場に入るときにも段差に注意するよう呼びかけています。