三条市の返礼品は“アウトドア用品”だけではなく…

澤CMOが常連だという三条市内のラーメン店。

【関哲 関本秀次郎社長】「淡々と熱いことをたまに言ったりしますよ」
【三条市 澤正史CMO】「本当ですか。そんな事言ってます?」

実は、こちらの店もふるさと納税に協力する事業者です。じっくり煮込んで、特製のタレに漬け込んだ牛タンなどの缶詰を返礼品として出品。調理に手間がかからずキャンプなどアウトドア用に人気が出ているそうです。事業者はふるさと納税をチャンスと捉えています。

【関哲 関本秀次郎社長】(ふるさと納税については?)「めちゃくちゃ嬉しいですよね。三条市は物づくり系が強いので、飲食店はそんなに出ないと思っていたんですよ。それが、なかなか出るんですよ。チャンスというか、ちっちゃい飲食店さんでも物さえあれば、これだけ全国の人に発信できるのはすごいと思う。冗談抜きで」

就任から「試行錯誤の連続だった」と話す澤CMO。寄付額を伸ばすには、事業者の協力が不可欠だったそうです。

【三条市 澤正史CMO】「前のめりに、皆さんからチャレンジしていただいて、その場その場で臨機応変にやってくれたというところが、三条の素晴らしいところ」

三条市の澤CMOは「ふるさと納税」の納税額で“背中が見えてきた”お隣の燕市について…

【三条市 澤正史CMO】「切磋琢磨する“良きライバル”でもあり、お隣なので本当に“一蓮托生”なところもあると思う。追いつき、追い越せと出来る状態に一年とちょっとでこれたので、そこはすごく良かったんじゃないかなと思います」

年度末までラストスパート!と思いきや…澤CMOは「寄付額は二の次」と話します。

【三条市 澤正史CMO】「金額はそんなにこだわらずに、と言ったらあれだが、それよりも“三条の良さ”を押し出していくということですね。それをしていきたいと思うので、引き続き事業者さんは大変だと思うが、我々も頑張ります」

競い合う燕市と三条市ですが、その目的は一緒です。地元の魅力を発信するため、きょうも取り組みを進めます。