「ふるさと納税」新潟県内の状況は?

応援したい自治体に寄付=納税することで、その大部分が控除される「ふるさと納税」制度。「返礼品」も魅力のひとつです。

昨年度、ふるさと納税の寄付額が多かった新潟県内の自治体の順位を見てみると…

1位は南魚沼市で45億円。全国22位でした。県内2位は燕市で、44億4000万円。この2つの市が“2強”です。

それが今年度、12月末時点の数字では…
およそ51億円とトップの燕市に対し、47億円と猛追しているのが三条市です。

寄付額トップを目指し熱い戦いを繰り広げている新潟県の“県央地域”を取材しました。

今年度“トップ”の燕市「ふるさと納税」戦略

鋭い目つきで、じっくりと品定めをする審査員。燕市で年2回実施されている「ふるさと納税」の返礼品の審査会です。

タンブラーや包丁など金属加工品を中心にずらりと並べられた商品の数は230。

11人の審査員が商品を手に取り、魅力性や安全性、技術性など6つの基準について評価します。審査にクリアすると4月から新たに燕市の返礼品に加わります。

【審査員】「燕は相対的に皆さん良いもの出来ているので、いつもの通り、ほとんど問題無いと思います」

【審査員】「皆さん、すごいの作っているなと思いますね。自信を持って出せる商品だと思います」

燕市は2014年度から7年連続で県内のふるさと納税の寄付額でトップでした。

昨年度は南魚沼市に1位の座を奪われましたが、今年度は過去最高額を更新する見込みで“トップ返り咲き”を狙います。