岩手県立不来方高校と盛岡南高校の2025年度の統合に向けた検討委員会が8日行われました。新たな学校名の案は「南昌みらい高校」に絞られました。

 8日の検討委員会では、これまで学校名の候補として挙がっていた「南昌みらい」「森が丘」「翔永」「徳丹」の4つから県教委が候補案を絞り、「南昌みらい」に選定すると報告しました。そのうえで「みらい」をひらがな表記にするか漢字表記にするかを巡り、委員からさまざまな意見が出されました。

(委員)
「まったく新しい学校を作るんだという意味合いも含めて、ひらがなの『みらい』の方がイメージしやすいのではないか」
「18歳で成人、主権者。主権者としての意識を持つということもあって、漢字に」

 最後は双方の意見を聞き、検討委員会の清川義彦委員長がまとめました。

(検討委員会 清川義彦委員長)
「子どもたちが憧れを持ち、夢を持ち新しい学校だというイメージを持って進んでもらえるのか。ひらがな表記として提案をしたいと思います」

(岩手県教育委員会 安齊和男高校改革課長)
「結果的に『南昌みらい高等学校』ということになりましたけど、新しい校名にふさわしい学校へ両校手を携えて進んでもらえれば」

 学校名の案は2024年9月の県議会に提案され、議決を経て正式に決定する見通しです。