このままだったら生活が成り立たない…

1981年10月に開店した「トスク若桜店」。
町によりますと、個人商店はあるものの、現在、同じような規模の店舗は町内にはなく、コンビニエンスストアもありません。

若桜町民
「困りますね、いままでここが頼りでね。わたし大阪から来て30何年になるんですが、ずっとここでお世話になっていましたからね」
若桜町民
「(買い物は)1週間に2回ぐらいですかね」「(ここがやっぱり頼りですか?)ですね、他にないんですよ」

実質、町民の生活を長年にわたって支えてきた若桜店。
6キロほど離れたところに「トスク丹比店」がありますが、この両店が閉店するとなると、地域住民の生活に支障が出るのは明白です。

若桜町民
「利用しているのここだけですから。もう少し小規模でも、お店ができたらありがたいですね。このままだったら絶対成り立たないですね、若桜町の生活がね」

山間部や高齢化の進む中心市街地の生活基盤の一部を担っていた店舗の閉鎖。行政にとっても大きな課題を突きつけられることになります。