長崎市のグループホームで12人が死傷した火災から10年となった8日、火災が起きた現場では遺族らが献花して犠牲者を追悼しました。

火災が起きた長崎市東山手町の現場には8日午前、犠牲者の遺族と当時職員だった女性が訪れ花を手向けました。
当時職員だった女性「やっぱり忘れてはいけない日ですよね」

10年前の2月8日、長崎市のグループホーム「ベルハウス東山手」で室内の『加湿器』から火が出て、入居者5人が死亡7人が重軽傷を負いました。

火災後に消防法が見直され▼全てのグループホームでのスプリンクラー設置▼通報装置と連動した火災報知機の設置が義務化されました。

遺族の男性「スプリンクラーの設置や避難経路の確認は徹底して欲しい。厳しいようだけど、グループホームの入居者は終の棲家だと思って天命を全うする思いで暮らしている。経営者の方や施設の方は考えてほしい」

火災から10年。遺族らは犠牲者を悼むとともに同じような火災が二度と起きないことを願いました。