高校球児ならぬ高校牛児(ぎゅうじ)たちが育てた牛の肉質など競う『和牛甲子園』。
先月の大会で、長崎県立諫早農業高校の生徒が出品した牛が見事“A5ランク”を獲得し、7日、諫早市内のスーパーで販売されました。


高校生たちがスーパーの店内で、きれいにサシが入った最高級肉質A5ランクの和牛を並べ、お勧めします。
育てたのは諫早農業高校3年生の“高校牛児”4人です。

飼育の取り組みや枝肉の肉質を競うJA全農主催の『和牛甲子園』で、諫早農業高校は地元の酒造メーカーと協力して“餌に酒かすを混ぜる”などの工夫をし、3回目の出場で初めてA5ランクを獲得しました。


7日はその肉320キロ分が、諫早市内のスーパー4店舗で販売されました。

高校牛児のひとり 諫早農業高校3年の吉崎蒼汰さんは「先輩たちがA5を獲れなかったので、頑張って育てたかいがあった。とても嬉しいです」と話していました。

また高校生の接客を受けた人は「一生懸命育てて、A5ランクに初めてなったって聞いたから、よかったねって声を掛けました」と話していました。

高校生が3年間愛情をもって育てた牛は、夕方にはほぼ売り切れたということです。