豪快な食べっぷりが人気を博し、テレビの大食い番組で「女王」、「魔女」と呼ばれた盛岡市の菅原初代さん。59歳でその生涯を閉じましたが、菅原さんは、「大食い女王」とは別の顔がありました。アート作品のコレクターです。

2023年2月には盛岡市内のギャラリーで自らが収集してきた作品の展示・販売会を開催していました。彼女がコレクション展を開いたのには、「このまま私が死んでしまったら作品ただのゴミになってしまう」という切実な願いがありました。
(以下、情報は23年2月の取材当時のまま)

(菅原初代さん)
「(自分のコレクションを見て)なんか自分は本当に“目利き”だと思って。『なかなかいない、こんなコレクター』と思ったり」

 作品を選ぶときは「直観で」という菅原さん。盛岡市材木町のギャラリーで、菅原さんが所有する岩手県ゆかりの作家を中心とした作品51点の展示・販売会が6日始まりました。