A滑走路の廃止後の案は…
滑走路と周辺の敷地はどのように活用するのでしょうか?
【県交通政策局 佐瀬浩市 局長】「空港利用者だけではないエリアにしていくということも考え得ると思います。ショッピングということもいわれておりましたし」

県交通政策局の佐瀬浩市局長が示したのはショッピングモール誘致などの活性化策です。
国は空港を効率的に経営するため、民間事業者に運営を任せる「コンセッション」導入を目指しています。そのためにも、県は、経済効果や集客を見込める施設の誘致は大切な要素だと考えています。

【県交通政策局 佐瀬浩市 局長】「民間の方々に(空港経営に)手を挙げていただく原動力になるのではないのかなと思っているというところ」
空の玄関口にショッピングモール。
何とも魅力的な計画ですが、新潟空港の利用者は…
【空港利用者は】「困る人がいなければ全然賛成。空港入る前に食べ物買って、ここ来られるので私はうれしいかな」

【空港利用者は】「待ち時間とか少し買い物したいなとか、例えば何か忘れたなって物があった時に見に行けたりするのもいいですし」
一方で、地元住民からはインフラ面で懸念の声も…
【地元住民は】「Aを廃止してショッピングセンター造るって言ったって、どうやって車入っていくの?地下掘るかしないといけないよね」

【地元住民は】「道路混むのはちょっとね…(ショッピングモールができて)混雑するのはちょっと…」

新しい道路整備みたいなものも、先々にはビジョンとしてあるんでしょうか?
【県交通政策局 佐瀬浩市 局長】「当然出てくると思います。それだけの車をさばかなければ逆に交流人口、経済効果というところに結びつきませんので、それだけのキャパを支える交通インフラということもやってかなくちゃいけない」

新潟空港の活性化を議論する協議会は、「A滑走路」の廃止案などの活性化策を来月まとめ、国土交通省に提言する方針です。

こうした動きについて国土交通省は、「地元の意向を踏まえ、県の議論を注視したい」としています。