豊予海峡の急流にもまれ身が引き締まった、おいしい魚が獲れる大分市佐賀関。全国に誇る関あじ関さば、関ぶりなどの魚は「関もの」と呼ばれます。その極上の魚を特別価格で提供する「関さば&関ぶりフェア」が市内の飲食店で始まりました。

大分市中心部で開催された関あじと関ぶりの試食会。大分商工会議所が関ものの良さを地元の人にPRしようと開いたもので、握り寿司400皿が準備されました。

(食べた人)「新鮮なお刺身で弾力があって、かみ応えがあるのがおいしかった」
新型コロナの影響を受ける飲食店や生産者を支援しようと大分商工会議所が開催する「関さば&関ぶりフェア」。大分市内の飲食店16店舗が参加し、特別価格で提供しています。

(大分商工会議所地域振興課・清宗平さん)「大分佐賀関が誇る天然の関ものです。来店いただけるきっかけになればうれしい」

参加店舗の一つ「道の駅さがのせき」。店内には地元の特産品が並び、買い物客でにぎわっています。海が眺望できる飲食スペースでは新鮮な海鮮メニューを味わうことができます。
(食べた客)「おいしいですよ」「初めて食べましたけどサクサクしておいしい」
フェアの対象メニューはこの店の名物「ブリカツ」。ブリの切り身に衣をつけてじっくり油であげます。長さ20センチ近いカツをご飯の上にのせ、しょうゆベースの甘めのタレをかけボリュームたっぷりの「関ぶりカツ丼」(600円)の出来上がりです。

また、「関ぶり丼」(700円)はブリのリュウキュウにごま、ネギ、きざみのりをのせて提供しています。これらのメニューはフェア期間中、特別価格で販売されています。

(道の駅さがのせき・松尾島雄駅長)「1本釣りで釣った寒ブリで、これを一番おいしい時に提供したい。値段も若干下げて頑張りたい」
新鮮な海の幸をお得に味わえる「関さば&関ぶりフェア」は3月10日まで開催されています。