アメリカ音楽界で最高の栄誉とされる『グラミー賞』を長崎県佐世保市出身のドラマーでパーカッション奏者の小川 慶太さんが参加するバンドが受賞しました。
小川さんは3度目のグラミー賞受賞です。

小川 慶太さんは15歳でドラムをはじめ、高校卒業まで佐世保で過ごしました。

今年のグラミー賞で『最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム賞』に輝いた『スナーキー・パピー』。
小川さんは13年前からバンドに参加していて、グラミー賞受賞は2017年、21年に続いて3度目となります。

小川さんを「本当の息子のようだ」と話す佐世保市の三國 隆さん(70)は、小川さんのドラムの師匠で 佐世保市で喫茶店を経営しています。

かつてジャズドラマーとして鳴らした三國さんは、ドラムを始めたばかりの小川さんに演奏の基礎を教えました。
小川さんは高校の3年間、ほぼ毎日、学生服を着て通ってきたそうです。
約25年前、今も店内にあるドラムセットで小川さんも練習しました。

三國さんは「受賞したことは本当に嬉しい。ドラムのことをもっともっと吸収して、理解して、“音楽”という形で還元してほしい」と話していました。

関係者によりますと、小川さんはこの夏、佐世保に里帰りし、8月のジャズコンサートに出演を予定しているということです。