県内で行われている「陸上養殖」、一部を紹介します。
まず、葛尾村で養殖されているのが「バナメイエビ」です。身が柔らかく、甘みが強いのが特徴です。
葛尾村では、村内の企業が、新たな村の特産品にしようと、去年春に陸上のバナメイエビの養殖事業を始め去年12月に試験養殖に成功しました。

同じエビでも、こちらは細長いハサミが特徴的な東南アジア原産の高級食材、オニテナガエビ。
福島市の土湯温泉では、石川町の海ブドウと同じ温泉の熱を利用して養殖していて、実際にエビ釣りを体験することができます。

そして、田村市で育てられた新しい名物が、ウナギです。
田村市滝根町では、福島を代表する特産品を作ろうと、8年前から国産の養殖ウナギを生産。阿武隈山系の清らかな水を用いて、およそ1年かけて大切に育てられます。
現在はおよそ3万匹から4万匹を育てていて、今年はおよそ2~3トン加工品として出荷する予定です。
養殖したウナギは「福うなぎ」の名で流通されています。
