そしてお昼ごはん。藤井五冠は地元の名物・戸隠のそばを使った「信州そば定食」。

渡辺棋王は、品数豊富な「季節の会席弁当」でした。

(水上正憲シェフ)「どちらも信州の食材を意識しまして、お刺身に信州サーモンを入れたりですとか、煮物に長野市産の鹿肉を使った山芋まんじゅうを入れさせていただきました」

(田中五段)「やっぱりその土地にいったらそこの名物を頼むという方が多いかなと思います、それが一つの楽しみでもあると思うので」

肝心の将棋は、先に仕掛けた渡辺棋王に対して、藤井五冠が反撃する展開となり、開始から10時間後の午後7時1分、125手で藤井五冠が1局目を制しました。

(藤井五冠)「なんとか良いスタートが切れたので、第2局以降も頑張りたい」

(渡辺棋王)「大歓迎してもらい、非常にありがたい中で指すことができたかなと」

長野市で行われた頂上対決。今後の普及に向けても追い風となるイベントとなりました。