ファンにはたまらない注目の一戦が長野で行われました!
将棋の8大タイトルの一つ、棋王戦(きおうせん)。
挑戦者は、竜王、王位など5つのタイトルを持つ二十歳の藤井聡太(ふじいそうた)五冠。史上最年少での六冠がかかります。
一方、迎え撃つのは渡辺明(わたなべ・あきら)棋王。棋王戦は10連覇中で現在、名人のタイトルも持つトップ棋士です。
長野市で行われた頂上対決を追いました。

(渡辺明棋王)「11連覇という新しいところに挑戦して行くんですけど、藤井竜王とそのほかっていう感じでどうしても指し方とか対策というのを変えていかなくてはいけないのかなと考えてます」

(藤井聡太五冠)「これまでしばらく防衛戦が続いていたので、挑戦者として対局するというのが新鮮な気持ちもあります」


棋王戦の舞台となったのは長野市の長野ホテル犀北館(さいほくかん)。

前日に行われたのが、対局室の「検分(けんぶん)」です。

「(空調は?)ちょっとやや暑いかなと」「着物着るとちょっと暑くなるかもしれないですね」「いま25度、24.5度です」「22度にして暑ければ切るということでどうですか」

対局に集中できるように、将棋盤や駒、空調の具合を確かめます。