
3年ぶりに開催された『長崎ランタンフェスティバル』について、長崎市は5日、速報値で53万人の集客があったと発表しました。
長崎市によりますと、先月22日から今月5日まで15日間開催の『長崎ランタンフェスティバル』の集客数は、速報値で推計約53万人、コロナ禍で行われた前回2020年(17日間開催)より3万人減少しました。

この数字について長崎市は、積雪やそれに伴う交通障害で客足が遠のいた日があったとする一方、3年ぶりの開催に加え全国旅行支援があったことで来訪意欲が高まった結果と分析しており、十分な告知ができない中で53万人に来てもらえたことは「来年以降につながる大きな一歩」としています。
開催期間中の主要宿泊施設の客室平均稼働率は65.9%、休日前は83.5%。期間中の最多集客は、最高気温が11度まで上がった4日(土)の約11万人でした。

長崎ランタンフェスティバルは、中国の旧正月を祝う『春節祭』を起源に、1万5千個のランタンが街を彩る長崎の冬の風物詩として発展してきたイベントで、新型コロナの影響でことし3年ぶりに開催、5日が最終日となっています。
ランタンフェスティバルの過去10回の集客数の推移

過去最多は2018年の106万人でした。
この時は期間が2日間長く、土日が3回重なったことも人出が増えた要因となりました。
今回は“53万人”となりましたが、4日土曜日は、その5分の1以上となる“11万人”の集客があり、会場は多くの人で賑わいました。
休前日には宿泊稼働率も83%を超えており、ランタンフェスティバルが長崎観光の一大コンテンツだということを改めて認識することになりました。