去年11月の愛媛県知事選挙で、松山刑務所の未決拘留者への意思確認が行われないまま「投票しない」とする文書が偽造されていた問題で、松山刑務所は、男性刑務官を減給6カ月の懲戒処分としました。

減給6カ月(20%)の懲戒処分となったのは、松山刑務所の男性刑務官(32)です。

この男性刑務官は、去年11月の愛媛県知事選の際、選挙権を持つ未決拘留の収容者3人に不在者投票をするかの意向確認をせず、うち2人については「投票しない」という内容の文書を偽造していたということです。

男性刑務官は「3人への確認が抜け落ちていたのを隠すため文書を偽造した」と説明しているということです。

松山刑務所の高野洋一所長は「国民の矯正行政への信頼を失わせた。職員への指導管理を徹底し、失った信頼回復に全力を注ぐ」と述べました。