2月1日から食品など5000品目以上が値上げされましたが、ほかにも家計を圧迫しているのが「電気代」です。なぜ高くなっているのか、使用量だけの問題なのか取材しました。

(80代 会社役員)
「電気代は上がりました。1万円ぐらいちょっと高いかな」
(40代 自営業)
「これぐらいかなと思っていた金額よりかは3~4割くらい高い。お店だったら1~2万円ぐらい(高い)」
(家族)
「子どもも生まれたので去年ほど節約はできないから電気代が高くなるのは仕方ないんですけれど…それにしてもすごく高い。一か所に固まって余分な電気を使わないようにします」
ではなぜ、電気料金が上がっているのでしょうか。
(四国電力 岡永侍 広報課長)
「火力発電の燃料が高騰して、その分が電気料金にも反映された」

四国電力では、電力の半分を火力発電でまかなっていて、電力を安定的に供給するため、燃料費の高騰分を料金に上乗せする仕組みが導入されています。

これには上限があり、超えた分は四国電力が負担しますが、去年4月からはこの上限を超えている状態です。

オール電化など契約の内容によっては、去年の11月分から、上限が廃止されているプランもあり、この「燃料費調整額」があがっているケースがあります。これに加え、電気の使用量の増加も影響しているとみられます。

一方、この高騰を受け、国も負担軽減策をとっています。1月の使用分から使用量1kWhあたり7円が補助されることになりました。
(四国電力 岡永侍 広報課長)
「2月分の電気料金からになりますが、国の電気料金の負担軽減策というのがありますので、一般の家庭なら1kWh 7円の補助があります。(次の請求は)安く感じられるのでは」
国の補助で、今よりは負担が軽減される見込みですが、四国電力は今年4月からの値上げを国に申請していて、今後の見通しは立っていないということです。

背景に燃料費の高騰があり、電気料金を少しでも安くおさめるために、私たちができるのは節電しかありません。四国電力が推奨している節電対策を紹介します。