2月がスタートしたきょう、また様々なものが値上げされました。食品だけでも5000品目を超えています。負担が増す一方の消費者の声や、価格の上昇を少しでも抑えて商品を提供しようとする小売店の様々な工夫を取材しました。


◆街頭インタビューでも悲痛な声

2月のスタートとともに訪れた「値上げラッシュ」。帝国データバンクによると2月1日から値上げされたのは、冷凍食品や調味料、お菓子など食品だけでも5463品目にのぼり、2022年10月に次ぐ多さです。止まらない値上げの波に、消費者からは悲鳴が聞こえます。


女性「大変。物価が上がっても年金は上がらないから、考えて、考えて、使ってます」
大学生「1か月の食費、家計簿をつけるときに『前より増えたなー』と思うことがあります」「いつまで続くのかなぁと思う」


◆「円高還元セール」も開催

RKB堤千春「きょうからさまざまな食品が値上げされる中、こちらのスーパーでは、円高還元セールと称して、いくつかの商品を値下げしています」

値上げによる消費の落ち込みを食い止めるため、小売店はさまざまな対策を打ち出しています。全国の西友グループは、円安傾向がやや落ち着いたことを反映し、1月28日から3週間、海外産の果物や水産物、畜産物などのセールを実施しています(2月19日まで)。さらに、ほかの商品よりお手ごろな価格で提供するプライベートブランドの商品も買い物客に人気です。

買い物客「(セールは)いいことですよね、ほんと高いですもんね」「サニーでは『みなさまのお墨付き』が大好き。他のよりちょっと安いので」

サニー姪浜店 松田圭史店長「(還元セールは)お客さんに少しでも還元できないかと考え、取り引き先と昨年から交渉してきました。低価格かつ高品質の(PB)商品を現在1400種類提供しています。今後もお客様の家計の助けになるように新たに開発をしていきたい」