結局お金を配るだけ?本当に望まれる少子化対策とは?

井上キャスター:
こういうところを解消していこうということなのだろうと思いますが、そもそも政権が“異次元の少子化対策”とまで言うのであれば、こういった日本の従来のお金を配るだけの少子化対策ではないのではないか。
例えばフランスが成功したように、子供が多い世帯ほど所得税を軽減するなど、抜本的に変えていけないのか?それこそが異次元ではないか。お金を配るだけでは、そんなに変わらないと思います。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
出産や結婚、それから教育費全体や働き方改革など全部が絡んでくるわけで、働き方もどんどん変わってくる。それから途中で、失業したりするケースもあるので。所得制限をつけてしまうと、いろいろともらえたり、もらえなくなったりするので、いっそのことなくしてしまって、その代わりに所得税はちゃんと取る。
それから場合によっては、将来的には消費税も考えるというようなことをやっていかないといけません。
ばらまくだけで、さらに国の借金が増えれば、ちゃんと経済はもつのだろうかという将来不安も増してくるので。トータルで考えることが必要です。

井上キャスター:
加えて、育休産休を取っても、しっかりとキャリアのダメージにならないように、そういうことをしっかり政府として見ていくという姿勢、そっちの方が安心感を得られます。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
リスキリングではなくてです。