こちらのグラフは、福島県内で起きた交通事故の推移です。

去年1年間では、2702件の事故が起きていてその10年前、2012年の9789件と比べておよそ7000件減っています。

しかし、事故が減った一方、増えているのが、高齢者が第1当事者(事故での過失割合が重い人)の事故の割合です。

2012年が16.7%だったのに対し、去年は29%と10ポイントあまり増加しています。

背景には、少子高齢化に伴い高齢ドライバーの数が増えたことがあげられます。

去年11月、福島市で歩道を走行した車にはねられるなど5人が死傷した事故。

車を運転していたのは97歳の男で、全国的に注目を集めました。

一連の報道をうけ、ネット上では、
「高齢者は免許を返納すべきた」
「運転できる年齢に上限を設けないといけない」
「免許を返納すると交通手段がなくなってしまう」

など、高齢ドライバーをめぐり賛否の声があがりました。