29日、福島市にある東北新幹線のトンネル内で、天井付近のコンクリート片がはがれ落ちているのが見つかり、一部の列車に影響が出ました。

JR東日本によりますと、29日午前3時半ごろ、福島市にある東北新幹線の「福島トンネル」の線路内で、天井付近のコンクリート片がはがれ落ちているのが見つかりました。

見つかったのは、コンクリート片2個で重さは合わせておよそ12キロです。

JR東日本では、列車が通過した振動や風圧によってトンネル内のコンクリートが剥がれ落ちたとみています。

この影響で、東北新幹線の上下線5本に最大5分の遅れが出ましたが、列車への接触はなくけが人もいませんでした。

福島トンネルは、建設から40年が経過していて、2年前に行った点検では異常はなかったということです。