ウクライナ東部ドネツク州でロシア軍によるミサイル攻撃があり、4人が死亡しました。

ドネツク州知事によりますと、28日、ロシア軍のミサイルが州内の住宅やホテルなどに着弾し、4人が死亡、17人がけがをしたということです。

ゼレンスキー大統領は「こういった攻撃は東部や南部などで毎日行われている」とロシアを改めて非難しました。そのうえで、ロシアは前線から離れた位置からミサイル攻撃を行っているとし、「攻撃を防ぐため、長距離ミサイルの供与が必要だ」と各国に支援を求めています。

長距離ミサイルの供与をめぐっては、ロシアの反発を招く恐れがあることから、アメリカが慎重な姿勢をみせています。

一方、ロシア国防省は28日、一方的に併合した東部ルハンシク州の病院がウクライナ軍の攻撃を受け、14人が死亡、24人が負傷したと発表しました。

アメリカがウクライナに供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」による攻撃だとしていて、「戦争犯罪だ」と主張しています。

この攻撃についてウクライナ側は、これまで関与したと発表していません。