藤井聡太王将 対 羽生善治九段

将棋界のスーパースター対決に注目が集まる王将戦七番勝負第3局金沢対局。

決戦を前に、前夜祭が行われています。

MRO久保田修平アナウンサー「2人は午後2時台にそれぞれ金沢入り、午後4時に試合会場を検分(下見)して、照明の当たり具合や駒・将棋盤の確認を行ったそうです。客席には、およそ100人の一般参加のみなさん。400件の応募の中から抽選で選ばれたということで注目の高さがうかがえます。」

獲得タイトル歴代最多の羽生善治九段と保持タイトル現在最多の藤井聡太王将の戦い。七番勝負の王将戦はここまで1勝1敗。静岡での第1局は藤井王将が勝利。大阪での第2局は藤井王将の10連続王手をかわして羽生九段が勝利しています。

そして、気になるのは対局中に食べる“勝負めし”。金沢対局では会場となる金沢東急ホテルが考案したメニュー8品から、2人がどれを選ぶかという投票企画で盛り上がりをみせています。
ちなみに前回、大阪対局の2日目には…「高槻野菜たっぷりソース焼きそば」を選んだそうなので、今回も“元祖金澤焼きそば”という可能性もありそうです。

羽生善治九段「列車の中で雪景色を見ながら、金沢に行くんだなと感じていました。この場所は、王将戦が開催されるのは今回初めてですが、他の棋戦は行われてますし、将棋の盛んな場所かなと思っています。開催にあたり、多くのみなさまのご尽力をいただいております。そのみなさま方のご期待にそえるような中身のある将棋を指せるように一生懸命やっていきたい。」

藤井聡太王将「金沢には子どもの頃に家族旅行で来て以来。ゆっくり観光するのは難しいですけど、対局に当たり金沢の食材や伝統を生かしたお料理をご用意いただいたそうなので楽しみにしています。第1局・2局の経験を生かして、よりよい内容の将棋を指したい。」

王将戦第3局金沢対局は、1月28日(土)金沢東急ホテルで午前9時から、藤井王将の先手で始まります。