春のセンバツ高校野球の出場校の発表が27日行われ、長崎県からは長崎日大と海星が出場することが決まりました。長崎県内から2校が同時出場するのは史上初めてです。

ことし3月に甲子園球場で開かれる春のセンバツ高校野球、今回は例年より4校多い全国36校が出場します。

ことしから出場校への電話連絡がなくなったことから、出場が有力視されていた長崎日大高校では選手たちがインターネットの中継を固唾を飲んで見守っていました。

そして…。

選考委員:「九州からは沖縄尚学高校、長崎日本大学高校」

長崎日大、2年連続4回目のセンバツ出場が決まりました。

長崎日大高校 平尾大和 主将:
「最高でした、すごかったです手汗が。初戦突破っていう目標を掲げて、ベスト4までを目標として頑張りたいと思います」

ことしの長崎日大は投手陣の層の厚さが売りで、秋の県大会を制し、九州大会でも準優勝に輝きました。

長崎日大高校 平山清一郎 監督:
「去年は先輩たちが甲子園で勝利というのが叶えられませんでした。だから先輩たちの思いを背負ってこの冬がんばってきたことを甲子園の舞台で発揮してもらいたいと思ってますので、しっかり頑張っていきましょう」

長崎日大のセンバツでの最高成績はベスト8で、ことしはまず去年の先輩が果たせなかった初戦突破を目指します。

長崎日大高校 西尾 海純 投手:
「ずっと夢の舞台と思ってたんで、行けて本当に嬉しいです。強いチームがどこからも集まるので、そこをねじふせるというか、力で押すピッチングができたらと思ってます」

長崎日大が喜びに沸いた、その直後。

選考委員:「海星高校」

海星も7年ぶり6回目となるセンバツ出場を決めました。

海星高校 加藤慶二 監督:
「戦える実力を付けるということですよね…今まで以上の練習が必要だということです」

海星のことしのチームは持ち前の“勝負強さ”と“機動力”を武器に、秋の九州大会ではベスト4に進出。

センバツでは2016年のベスト8が最高成績で、春夏通じて25回目の甲子園出場となります。

長崎県内から2校同時のセンバツ出場は史上初めてです。

海星高校 田川一心 主将:
「やっぱ選ばれるまでは緊張もあったんですけど、海星という名前が呼ばれたときはホッとしました。
あと一か月半の間にもう一回自分たちを追い込んで、より強い個人的にもチームとしても一回り二回り成長した姿を甲子園で披露できるように頑張っていきたいと思います」

春のセンバツ高校野球は、3月10日に組み合わせ抽選会が行われ、3月18日に開幕します。