◆立候補者4人の考えは

RKB黒木秀弥「子育て世帯に北九州市を選んでもらうため、各候補者はどのような支援を考えているのでしょうか」

津森洋介氏「保育士を基準よりも加配するだったりとか、ケアが必要なご家庭への手厚い支援、教育現場については給食費の大幅な軽減を図っていく」

永田浩一氏「学校給食費、子供の医療費も高校生まで無料、国保料の子供均等割を無くしていきたい」

武内和久氏「一つは第2子以降の保育料の完全無償化、それから病児保育の完全無償化、3つ目は給食の質と量のグレードアップ、これをやっていきたい」

清水宏晃氏「高校までの(学費の)完全無償化、これは所得制限無しの無償化を実現したい。あともう一つが給食の無償化ですね」

◆財源の確保策は

一方、政策を実現するために重要なのが財源の確保です。4人の候補者の考えは・・・

津森洋介氏「企業誘致とともに、ふるさと納税を含め活性化させていく。支出を減らすためには、官民連携で公共負担を減らしながらも民間産出を活用していく」

永田浩一氏「例えば下関北九州道路のような無駄遣いを正せばできる。それとあわせて市長が予算の提案権がありますので、優先順位を上げれば、わずか2%以下の予算でできるので実現できる」

武内和久氏「覚悟を示すために市長の報酬を1割カット、全国で3番目に高い、市議会議員の皆さんの報酬の水準もやはり引き下げることを要請していく」

清水宏晃氏「これ(歳出における公務員の人件費)は13%が全国平均だが、北九州は18%ある。これを5%削減して全国の政令市平均にあわせることができたら、320億円の財源が生まれる」

少子高齢化が進み財政状況が厳しくなる中、多くの市民が実感できる「子育てのしやすい街」となれるのか。新しい市長の本気度が試されています。