当事者「初めて話ができた」
河除さんが、写真展で披露したのは――
河除静香さん(一人芝居より)
「このアザがなんだってんだい!アタイの人生は、アタイのもんだい!誰にも文句は言わせないよ」
脚本は、完全オリジナルの一人芝居。
幼いころからあこがれていた「女優」の夢を実現し、大勢の人の前で演じています。
河除さんに花束渡した男の子
「お芝居をしてよかったなと思ったことはありますか?」
河除静香さん
「お芝居が自分好きやなということを、お芝居をしてから気づいて、それまではお芝居みんなの前でしていいんかなとかってずっと思っとったけど、『やりたいことやっていいんだ!』みたいなことがすごくわかりました」
見た目に悩みを抱える「当事者」も――

愛知から訪れた女性
「私も10歳くらいから手術何回も受けていて。春休み、夏休み、冬休み」
河除静香さん
「同じです」
愛知から訪れた女性
「不安なことがあると、過去のことが急にふたがあいて、涙が止まらなくなる。PTSDみたいな」
河除静香さん
「いまは笑っていきてますけど、過去の苦しさは自分の中に残ってますよね」
愛知から訪れた女性
「初めてそういう話ができました」
河除静香さん
「なかなか会って話さないとわからない」

千葉県に住む高校生は1人で河除さんに会いに来たといいます。
高校生
「生まれつき口唇口蓋裂という病気で生まれました。マイナスなイメージを持たれがちな見た目問題っていうものが、こういうユーモアある写真とかで展示されることによって、明るく、つらいことだけじゃないよっていうことが広がったらいいなって思いました」
河除さんは、いまでも見た目を気にして普段はマスク姿。
ただ写真展は、「素顔でいる」と決めました。

河除静香さん
「ここでマスクしたらだめだろう、みたいな。だめだろうということないけど…”この空間では当たり前におれるよ”みたいな感じで。写真もだし、実際に生身としても見てほしいなと思って、素顔でいます」
のべ14日間の開催で813人もの人が訪れた今回の写真展。
飾らず、ありのままで生きられる場所がもっと広がることを河除さんは願っています。

河除静香さん
「お子さんおいでたときに、さささーっと見て出ていくお子さんもいる。もうなにも気にすることなく、みたいな。笑(まさに子どもが走って出ていく)そういう視点で世の中を見てもらえるようになったらいいなと思います。見た目のことは気にならない、気にする必要がないみたいな」














