「取れやすさ」は、お店が調整している
では、取れるかどうかを、お店はどこまで決めているのでしょうか。クレーンゲームの機械メーカーの手引きを見ると、アームのつかむ力、爪の角度、アームが下りる深さ、景品を離すタイミングといったところを、お店が調整できるようになっています。景品の出方に合わせて、自動で難しさを変える機械もあります。
大事なのは、調整するのが取れすぎるときだけではない、という点です。手引きには、景品が想定より多く出る場合と、想定より出ない場合の、両方の対処が書かれています。取れなさすぎるときにも、調整するのです。
お店のお金の流れも見てみましょう。日本アミューズメント産業協会の資料では、クレーンゲームなど景品を取るゲームの売上のうち、景品の仕入れに使うお金は3割ほどです。残りから、家賃や人件費、機械の代金を払っています。取れやすくすれば景品代がかさみ、取れにくすぎればお客さんの足が遠のくおそれがある。お店は、そのあいだで設定を決めています。














