JR東日本は山形新幹線のE3系「つばさ」車両の1編成を、約6年半ぶりに以前の「シルバーカラー」に復刻し運転すると発表しました。

E3系「つばさ」現行カラー(提供:JR東日本東北本部)

JR東日本では山形新幹線の新型車両E8系の営業運転を2024年春から始める予定で、来月末から約1年間にわたり試運転を行うことにしています。

こうした中、山形新幹線のさらなる魅力向上のため、現在運行しているE3系「つばさ」15編成のうち、1編成を以前の「シルバーカラー」で運行すると発表しました。

つばさ(シルバーカラー)シンボルマーク(提供:JR東日本東北本部)

シルバーカラーは銀色の車体に緑のラインをいれたデザインで、2016年10月29日がラストランとなっていました。復活するシルバーカラーの車両は、記念セレモニーが開かれる2月11日、山形市のJR山形駅を出発する「つばさ138号」をスタートに運転が開始されるということです。

E8系外観イメージ(提供:JR東日本東北本部)

また、2024年春からの営業運転を予定している新型車両E8系は「豊かな風土と心を編む列車」をコンセプトに山形の風土と客の心を結びつけるデザインとしたということです。
所要時間を短縮するため営業最高速度がE3系の275km/hから300km/hに向上し、E5系との連結運転を行うほか、全席にコンセントがつき、車いすスペースも増設されバリアフリーへの対応を充実させるとしています。

E8系座席コンセント(提供:JR東日本東北本部)
E8系(車椅子スペース)(提供:JR東日本東北本部)

山形新幹線の新型車両E8系は2月24日に宮城県の新幹線総合車両センターでお披露目会が予定されています。