政府の情報収集衛星を載せたH2Aロケットが、種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げは成功しました。

「まばゆい光を放ちながら宇宙へと旅立ちました」

H2A46号機は寒波の影響で、25日から1日延期されました。26日は警戒空域にヘリコプターが侵入したため、時間を1分遅らせて午前10時50分に打ち上げられました。

搭載された政府の情報収集衛星「レーダ7号機」は、安全保障のために北朝鮮の軍事施設などを監視する事実上の偵察衛星で、打ち上げのおよそ20分後に予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました。

県内外から多くのロケットファンが集まりました。
(県外から来た子どもたち)「すごかった」「ロケット見られて良かった」

(南種子町民)「去年引っ越して来たから見るのは初めて。間近で見てすごい迫力だった」

H2Aは26日の打ち上げで46機中45機が成功し、成功率は97.8%となりました。来月は後継機となる新型ロケット「H3」の初めての打ち上げが種子島宇宙センターで行われます。

(三菱重工業 阿部直彦防衛・宇宙セグメント長)「H3の前にH2Aをきちんと打ち上げられたことで、H3に向けてスタッフ一同、全力を尽くしていきたい」

26日の打ち上げが1日延期された影響で、来月のH3の初めての打ち上げも1日延期されることになりました。
新たな打ち上げ日時は2月13日午前10時40分ごろです。