“10年に一度”といわれる最強寒波に襲われた新潟県内ですが、例年より雪が少ない地域もこの冬は多くあります。

日本スキー発祥の地・上越市の金谷山(かなやさん)スキー場も雪に恵まれず、オープン予定日としていた1月12日の『スキーの日』から2週間が過ぎても、まだ営業できずにいます。
ゲレンデには、ところどころで芝生が見えてしまっています。


【金谷山管理事務所 西條和彦所長】「今回の最強寒波に期待はしたのですけど、思ったほどここのスキー場には積雪にならずに、雪には恵まれなかったという感じですね」


金谷山スキー場では、積雪70cm以上をオープンの目安としていますが、26日午前8時現在の積雪は18cmで、目安の3分の1にも満たない状態でした。

雪が少ないのはスキー場だけではありません。
上越市高田の積雪は午後4時現在で7cmで平年の13%ほど、糸魚川市の能生では1cmで平年の2%だということです。

【金谷山管理事務所 西條和彦所長】「いきなり大雪が降られるとスキー場としても困るので、少しずつ少しずつ積もってもらって整備かけていければいいかなと思っています」

上越地域の平野部で積雪が少ない理由について新潟地方気象台では、「冬型の気圧配置が続かずに気温が高い日もあったこと」や、「冬型になったとしても冬型の気圧配置が強すぎて、風が強く雪雲が山沿いに流されたこと」などが考えられるとしています。