「ママ、あいたい。ごめんね」“涙”でインクが滲んだノート

るなさんの逮捕から4日目。この日は朝から夕方まで、のべ4時間、取り調べが行われた。

被疑者ノート(2025年6月20日)
「少年(院)に行きたいんか?いつまでがんばるん?」
「みんなと言っている事とあなたが言っている事がちがうのはなんでやろうな」
「バイバイできひんぞ(こわかった)」

向井義博 弁護士
「16歳の少女ですから、警察官に『少年院行きたいんか』『自白しなかったら少年院行きやぞ』と言われているようなものですよね。ものすごく怖かったと思うんです」

ノートの自由記入欄には…

被疑者ノート
「もういやです、こんな生活、早くみんなにあいたいです」
「何にもしてないのに、こんなんになるんですか」
「ママ、あいたい。ごめんね…」

涙をこらえきれなかったのか、インクがにじんだ跡がところどころ残されていた。

逮捕から7日目の6月23日には、健康状態について「悪い」にチェックがつけられていた。

被疑者ノート(2025年6月23日)
「フラフラする、息苦しい」

それでもるなさんは一貫して容疑を否認し続けた。

逮捕後になって警察の聴取を受けた施設の職員も、一様に「暴行はなかった」と否定した。

逮捕後に聴取を受けた施設の職員
「私は見ているんで『るなさんはそんなこと一切ないです』と答えました」

――そんなふうに言ったにもかかわらず?
「しつこくきいてきた。何度もしつこくしつこく『そんなことないやろ』と」

逮捕後に聴取を受けた施設の職員
「(警察から)『バレンタインで何があったか覚えていますか?』『虐待とか何かあったか聞いていますか?』(と聞かれた)」

――どのように答えました?
「『虐待はないです』と言いました」