「城郭の権威」にゆだねられた天守閣再建
熊本城のオリジナルの木造天守のうち、大天守は1599年に完成。小天守は、築城主である加藤清正の死後に造られました。
ところが1877(明治10)年、天守は西南戦争の際に焼失してしまい、現在の天守閣は1960(昭和35)年に鉄筋コンクリートで再建されました。
その再建の“立役者”が、設計を手掛けた東京工業大教授の藤岡通夫さん(1908~88年)と、構造計算を担当した服部正さん(1926~83年)でした。
藤岡さんは当時、和歌山城や小倉城などの設計を担った経験から「城郭の権威」とされていて、熊本城の再建もその手にゆだねられました。
その“評判”にたがわず、藤岡さんは古文書や古い絵図、古写真から詳細な立体図面を作り、オリジナル天守の姿を追い求めていきました。














