その裏で向き合っている「きつ音」

しかし、その裏で鬼束さんが向き合っているのが、きつ音です。

きつ音は、言葉が滑らかに出ない症状です。鬼束さんは特に「た行」が言いづらく、普段の生活ではなるべく別の言葉に言いかえています。

(鬼束さん)「『トイレ』と言わずに『お手洗い』と言ったり、古典落語はお手本があるので発表するからにはそれ通りに言えた方がいいなという思いがある、どうしても言えなかったなというのが起こる」

伝統的な「古典落語」は決められたセリフが多く、言い換えは簡単ではありません。そこで選んだのが自作の「新作落語」です。