中野、狛江など、関東地方を中心に相次いでいる強盗事件に関して、通信アプリ「テレグラム」の「ルフィ」というアカウントから犯行手順などの指示が実行犯に出ていた事がわかりました。「テレグラム」とは何か?今後の捜査は?詳しく見ていきます。
指示役「ルフィ」が使用 自動的に履歴が消える「テレグラム」

井上貴博キャスター:
関東各地を中心に相次いでいる強盗事件。警視庁が逮捕した実行犯のスマートフォンを解析した結果、複数の事件で通信アプリ「テレグラム」で「ルフィ」と名乗るアカウントから犯行手順などの指示が出されていたことが新たにわかりました。

この通信アプリ「テレグラム」はロシア発のメッセージアプリで、一定期間が過ぎると履歴が自動的に消されるなど秘匿性が高い連絡手段になります。このアプリに「ルフィ」と名乗るアカウントがあったということです。
この「ルフィ」と名乗る人物について、フィリピンなど海外にいるとの情報もありましたがフィリピンなのか海外なのか全くわかっていません。警視庁は「ルフィ」と名乗る人物を含む犯行グループが各地で強盗を繰り返しているとみて捜査していますが、今まで報道があった広島や山口の事件を含むのかどうか、そのあたりもまだわかっていません。

どこまでの犯罪組織なのか。この指示役について元警視庁刑事の吉川祐二さんによりますと▼指示役が海外にいるケースは特殊詐欺で使われている手法▼実行犯も多く検挙されているので警察は「ルフィ」の人物像の解析や通話内容の聞き取りを進めるのではないかということです。