なぜ実感できない?企業収益と家計消費のズレが原因か

戦後最長の景気拡大局面にあるとみられる、いまの日本の経済。この74か月は、▼コロナ禍からの反動に加え、▼インバウンド消費、▼円安に伴う企業収益の押し上げ、▼AI需要の増加などが景気を支えています。

そもそも景気は▼工場の生産量や▼企業の利益、▼有効求人倍率などの指標を元に判断されます。

一方、景気の現状判断に含まれない家計の消費は、2人以上の世帯で一年前に比べて3.6%減少。この企業と家計の“明暗”が景気拡大を実感できない理由にありそうです。

経済界からも…

経団連 筒井義信 会長
「物価が上がり続けていくのではないかとの見通しもあって、消費マインドが低下しているのではないか」

そんな中、物価高に拍車をかけかねない事態が…

9日、アメリカ軍がイランの石油タンカーを攻撃し、イラン側も応戦すると、原油価格は5月以来の1バレル100ドル台まで急騰。

さらに11日、イランの支援を受ける武装組織フーシ派が、ホルムズ海峡の代替ルートとなっている紅海の出入口、バブ・エル・マンデブ海峡付近を制圧しました。

景気拡大に立ちはだかる物価高。家計への恩恵はまだ見通せないようです。