深刻な渋滞、減る一方の路線バス

県内では、深刻な交通渋滞だけでなく、バス利用者の減少や運転手不足などを背景とした路線バスの減便や再編も大きな問題。「交通空白地域」の解消など、県民の移動手段の整備が求められています。

沖縄市のとある県立高校。生徒たちは、主に路線バスや保護者の送迎などで登校します。この高校に通う新垣萬里さんは高校1年生。

――朝は得意?

新垣萬里さん(高1)
「全然だけど、バスが早い時間だから起きざるを得ないです」

うるま市の自宅から毎日往復2時間かけ、路線バスで通学しています。新垣さんの毎月の通学費、約3万5000円は、県の補助制度で無料に。しかし、バスの便数が少なく、学習のハードルになっています。

「放課後講座とか早朝講座受けない? って友達を誘った時に、『でもバスの時間も考えないとね』って話題に上がるくらい。部活動とかでも、興味ある部活を体験してみたいけど、多分これ行ったらバスで帰れなくなるな、みたいなのもちょっと」

放課後講座が終わるのは、午後6時45分。しかし、新垣さんが利用できるバスは、最短でもその約1時間後にしかありません。

「だから親に迎えに来てもらうんですね、でも毎回来てもらったら交通費がかなりかかるんですよ。バスの本数を増やしてほしい」