近畿大学VS同志社大学 近大は昨年春以来の王座奪回狙う

第1試合は、昨年の春以来の王座奪回を狙う近畿大学と同志社大学の対戦。

今年の春は、あと一歩のところでタイトルを逃した近畿大学は、プロ注目の150キロ右腕、エース宮原廉投手をたてて必勝を期します。

しかし、1回から同志社打線が宮原投手に襲い掛かります。

2アウトながら1塁のチャンスをつくると、この秋、4番に抜擢された大江嶺選手が、右中間を深々と破るタイムリースリーベースヒットを放ち、幸先よく1点を奪います。

宮原投手が投じたストレートをものの見事に弾き返した大江選手、身長191センチ、体重102キロの恵まれた体格を有する逸材が、これまでなかなか活躍できなかった公式戦で期待に応えました。

1回は、自信をもつストレートにこだわって失点した宮原投手、2回から変化球も織り交ぜながら立て直しを図ります。

しかし3回、再び1塁2塁のピンチを背負うと、またしても4番の大江選手、今度は甘くはいった変化球をたたいて、レフトスタンドへ弾丸ライナーでとび込むスリーランホームラン。近畿大学の度肝を抜く強烈な一撃、この一打で同志社が一気に試合の主導権を握りました。

「試合前から調子自体は悪くなかったが、変化球もまっすぐもしっかりと合わせられていた。癖なのか配球なのか、次の登板までに原因を見直したい」と振り返った宮原投手はここでマウンドを降りました。

こうなると、同志社打線の勢いは止まりません。その後も近畿大学の繰り出す投手を次々と打ち崩していきます。

終わってみれば8回まで毎回の17安打で11得点、11対2の会心の勝利で大事な開幕戦をものにしました。

同志社は、翌日の第2戦でも、活発な打線が近畿大学の好投手、増田壮投手、森建人投手を見事に攻略、春は2連敗を喫した相手に、リベンジを果たして連勝で勝ち点をもぎ取りました。