世界三大映画祭のひとつ、イタリアのベネチア国際映画祭で最高賞を競うコンペ部門にノミネートされ、公式上映を終えた是枝裕和監督がJNNの単独インタビューに応じました。
イタリアで開催されているベネチア国際映画祭では、最高賞「金獅子賞」を競う部門に是枝裕和監督の映画「ルックバック」がノミネートされていて、7日、公式上映されました。上映後には12分間スタンディングオベーションに包まれ、涙する人もいました。
8日、JNNのインタビューに応じた是枝監督は…
是枝裕和 監督
「いい上映でしたね。見ている間、やっぱりお客さんが集中しているのが伝わってくるので、入り込んでくれているなというのが分かったものですから」
映画は、漫画を描くことへのひたむきな思いで結ばれる少女2人の成長を描いた物語で、藤本タツキさんの人気漫画の実写化です。
是枝裕和 監督
「ベテランのアシスタントさんが描くペンの走る音、『シャッ』という音がすごいかっこいいんですよねっていう話がその場(藤本さんとの会話の中)で出て、音だなと思ったんですよね。その音が成長していくっていうことをちゃんと描きたいなと。それを縦軸にしてみようっていうふうに、そこに勝機があるのではないかと考えました」
今年は、フランスのカンヌ国際映画祭で日本映画3作品がコンペ部門にノミネートされ、ベネチアでも、塚本晋也監督の映画「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」がノミネートされています。
是枝裕和 監督
「(カンヌでノミネートされた)濱口監督、深田監督始め、すごく才能ある監督たちが出てきているというのは、日本の中だけでなく、世界中でやっぱりもう認識されているから。ただ、これをどうやって継続させていくか。日本の行政も含めた、業界も含めた形で、どういう風に次の世代の作家を育てていくのかっていうことを、そこが問われてるとは思います」
最高賞「金獅子賞」は12日に発表されます。
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