9月8日、静岡県川根本町の林道で発生した土砂崩れで、巻き込まれた男性作業員1人の救助活動について、消防は9日の救助活動は実施しないと明らかにしました。

土砂崩れは8日午前9時半頃、川根本町千頭の工事現場で発生し、県内に住む60歳の男性作業員1人が巻き込まれました。

工事関係者によりますと、8日午前10時45分頃、男性はほかの作業員によって土砂の中から運び出されましたが意識はなく、2次災害の懸念から、救助隊が現場に近づくことができない状況です。

9日午前8時、消防はSBSの取材に対して「9日の救助活動は実施しない」と明らかにしました。理由について、「天候不良と2次災害の危険があるため」と話しています。「現場の巡回活動は継続する」としています。

現場は、川根本町千頭の「寸又峡温泉街」夢の吊り橋付近の林道で、工事は、林野庁静岡森林管理署による林道脇の「のり面」整備で、2026年1月末から地元の建設会社に委託していました。

工事関係者によりますと、8日は午前8時半から8人で作業にあたり、事故当時はそのうち4人が命綱をつけて地上から高さ20メートルほどの位置で法面の清掃をしていたところ、土砂崩れが発生し、男性作業員が巻き込まれたということです。ほかの作業員にけがはありませんでした。

警察は「消防と共に救助活動に関する話し合いを進めていく」としています。