ロシアと北朝鮮の国境を流れる川に、両国を結ぶ初の自動車橋が開通しました。経済面だけでなく、軍事面での結びつきも一層強まるとみられ、懸念する見方も出ています。
きのう開通したロシアと北朝鮮の国境を流れる豆満江にかかる橋。両国を結ぶ初めての自動車橋です。ロシアと北朝鮮、それぞれの国旗をつけたトラックが行き交います。
ロシアメディアによりますと、長さはおよそ1キロ、1日に車およそ300台が通行できるようになるといいます。
テープカットは北朝鮮側でも行われ、大勢の市民が集まりました。
開通式典には、北朝鮮の朴泰成首相とロシアのミシュスチン首相がオンラインで参加。
ロシア ミシュスチン首相
「交通・国境インフラの拡張は、(両国間の)貿易・経済・科学・技術・文化面での協力の今後の発展に強力な推進力を与えると確信している」
北朝鮮メディアも橋の完成を写真付きで報じました。
ウクライナ侵攻以降、関係を深めるロシアと北朝鮮。橋の建設はプーチン大統領と金正恩総書記がおととし、「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した際、合意が結ばれたとされていて、橋の開通により、軍事面での結びつきがさらに深まるとの指摘も出ています。
韓国の政府関係者はJNNの取材に対し、北朝鮮北東部の兵站基地からロシア側へ「トラックでの物資輸送が容易になる」と分析。「偵察衛星などに捕捉されにくい夜間に、ミサイルなどの軍事物資が密かに運搬される可能性が極めて高い」との見方を示しています。
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