奥山を離れて周辺に向かう クマの「ドーナツ化現象」か?

広島フィールドミュージアム 金井塚務代表
「奥山での生息密度が低下して、生息する、出没する範囲が広がってるという。最悪の状況が現在なんだと。人の存在気にしないクマっていうのは確かに増えてるんです。だけど、絶対数で増えてるかっていうとそうじゃない。絶滅まで被害が続くという。だから、どっちにとってもいいことじゃないんですよ」

金井塚さんは、(1)高電圧・低電流の電気柵を張り巡らせるという取り急ぎの対策と共に、(2)里山資源を動物でなくヒトが使う仕組みづくりや、(3)奥山の豊かさを取り戻すハード面の整備といった、長期的な目標に向かって早急に取り組むことが必要だと話します。

また、これらを決して農家だけの負担にせず、行政が積極的に動くことが求められるということ。そして、今すぐ危機感を持って取り組まなければといけない、と厳しい表情を見せました。