地震発生時にエレベーターへ閉じ込められた際の正しい対処法

国内のエレベーターやエスカレーターの約3割を保守・点検している三菱電機ビルソリューションズの研修所で地震のときの対処法を体験取材しました。

日本では、2009年以降に設置されたエレベーターは、地震の初期微動を感知すると、自動的に最寄り階に停止する仕組みになっています。

しかし、大きな地震が発生した場合は、エレベーターが損傷して停止し、中に閉じ込められてしまうこともあり得ます。

堀内大輝アナウンサー
「あれ、ドアが開きません。これはちょっと怖いですね。どうしたらいいですか?」

三菱電機ビルソリューションズ フィールドエンジニア 小池 哲さん
「こちらのSOSボタンを押してもらう」

オペレーターとつながる

「SOSボタン」を長押しすると、24時間・365日、オペレーターが待機しているセンターにつながります

技術者が到着するまでにするべきことは「行先階をすべて押す」ということです。

三菱電機ビルソリューションズ フィールドエンジニア 小池 哲さん
「もしかしたら他の階に行けば扉が開く可能性もありますので、こういった場合は、ボタンを全て押してもらって、まずはどこか出られないかということをしてもらえればと思っております」

一方、エレベーターの中から連絡を受けたセンターは、近くにいる技術者に連絡し、閉じ込められた人の救出に向かいます。

もし閉じ込められた場合、絶対にやってはいけないことがあると言います。

三菱電機ビルソリューションズ フィールドエンジニア 小池 哲さん
「もしも扉が開かないよっていう状態のときは、無理せず自分で扉をこじあけたりせず、エレベーターの中にいてもらうのが一番安全です」

国土交通省によりますと、2018年の胆振東部地震では、エレベーターでの閉じ込めが23件発生しました。

閉じ込められてしまった時にやってはいけないことは、

・扉をこじ開ける 

 扉が開いてしまった場合は、 エレベーターの中に落下する危険があります。

・扉をたたく 

 扉の付近には安全装置などの精密機械がたくさんついていて、 扉の変形などで救出に時間がかかってしまうこともあるそうです。

また、地震発生後にエレベーターが動いていたとしても、停電や故障などで閉じ込められてしまう可能性があるので「エレベーターは避難に利用しない」というのが原則だそうです。