石川県と富山県で大雨による被害が出たばかりの北陸で、ふたたびレベル5大雨特別警報が発表されました。
共通するのは夜から明け方にかけての記録的な大雨。
暗闇のなか避難を余儀なくされた住民もいました。

夜から明け方に被害拡大 なぜ?

井上貴博キャスター:
福井県で29日夜から30日にかけて降り続いた記録的な大雨。

坂井市春江では、24時間降水量が平年8月の約2.1倍になるなど、各地で観測史上最大の降水量となりました。

【福井 24時間降水量(30日午前までの日最大値)】
・坂井市春江:314ミリ(平年8月の約2.1倍)
・勝山市:350.5ミリ
・福井市美山:318ミリ
・大野市:281ミリ

今回、福井県では30日明け方に、「レベル5大雨特別警報」が発表されました。

先週(27日)、同じく北陸地方の石川県・富山県でも記録的な大雨となりましたが、こちらも27日早朝に「レベル5大雨特別警報」が発表されました。

なぜ、夜間~朝方にかけて大雨が集中するのでしょうか。

坂口愛美気象予報士:
昼間は日の光が当たり、地上と上空の気温差がそこまで大きくないのですが、夜になって日が当たらなくなると、放射冷却により、熱が上空で冷やされて、地上との気温差が大きくなっていきます。

ただ、地上付近は、雲が布団のような役割を果たして、なかなか熱が逃げていかないのです。つまり、雲の上は熱が逃げてどんどん冷やされていくのに、地上付近はなかなか熱が逃げていかないのです。

そうなると、昼間よりも夜の方が、地上付近と雲の上の気温差が大きくなり、大気の状態が不安定になる。その結果、夜に積乱雲が発達しやすくなるというメカニズムなのです。