「200万円まで口座の出金の上限を上げたい」と窓口を訪れた60代女性の特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、大阪府警西成署は8月25日に郵便局員らに感謝状を贈りました。
感謝状を受け取ったのは、西成山王郵便局の局員・紙谷純也さんと安田優貴さん、西成花園郵便局の局員・芝本光功さんと榊五葉さんの計4人です。
▼「出金限度額を上げて200万円送金したい」
大阪府警西成署によりますと、今年7月下旬、60代女性が西成花園郵便局を訪れ、窓口で慌てた様子で「出金限度額を上げて200万円を送金したい」と尋ねたということです。
局員の安田優貴さんは、まず女性が落ち着いて話せるよう別室へ案内し、その後、送金の目的などを聞き取りました。
すると女性は「支援金をもらうために送金しないと自分の事業が潰れる」とメールなどで指示を受けたと安田さんに言いました。
安田さんは、『支援金を受け取るために送金すること』を不審に思い、女性に「なんの目的で送金したいのか?」など丁寧に聞き取りを行いました。すると、女性自身も「怪しい」と気づき始め、送金を取りやめたということです。
▼「国から突然連絡があり支援金を…」
一方、西成花園郵便局では、60代男性が「国から突然連絡があり、支援金を受け取るために200万円まで出金限度額をあげたい」と窓口で局員に申し出ました。
男性が「出金限度額を上げた証拠として写真を撮って先方に送らなければいけない」と話したことから、局員が不審に思い、警察に相談し、特殊詐欺であることがわかったということです。
▼「郵便局は地域のお客さんの大事な資産を守る場所」
感謝状を受け取った郵便局員の芝本さんらは、「郵便局は地域のお客さんの大事な資産を守る場所なので、事前に防止できてよかった。特殊詐欺は多いので、少しでも減らせたらという思いで勤めている」と話しました。
大阪府警によりますと、特殊詐欺の認知件数は今年6月までで、すでに去年の同じ時期と比べて約900件増えていて、増加傾向にあるということです。
最近は手口も巧妙化していることから、警察は不審な連絡や申し出があった際は警察などに相談するよう注意を呼びかけています。
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