「大雨=線状降水帯」とは限らない! 発表なしでも豪雨災害が起こることも

今回の福井県の豪雨では、線状降水帯の「予測情報」は出されていたものの、実際の現象としては「線状降水帯」と判定されませんでした。

30日午前0時ごろの雨雲の動きを見ると、日本海側から発達した雨雲が福井県付近に突き刺さるように流れ込み、前線に伴う雨雲が同じような場所に停滞し続けました。

しかし、雨の降り方が強まったり弱まったりを繰り返していたため、発達した雨雲が列をなして連なり続けるという「線状降水帯」の厳密な定義には当てはまらなかった可能性があります。

ここで強調したいのは、「大雨災害=線状降水帯」とは限らないという点です。

台風を除いた豪雨災害において、線状降水帯が関係するケースは約6割以上と言われています。言い換えれば、全体の4割近くは線状降水帯が発生していなくても豪雨災害が起きているのです。

線状降水帯の発表だけに気を取られず、大雨警報や自治体の避難情報など多角的なデータを確認して素早く状況を把握することが重要となります。