気象庁によりますと、台風22号(アータウ)は日本のはるか東南東のウェーク島近海にあって時速15キロで北北西に進んでいます。このあともあまり発達せずに北寄りに進み、1日(火)には日本のはるか東で熱帯低気圧に変わる予想です。


また、22号の南には28日に発生した台風23号(バンラン)があって、時速30キロで北東に進んでいます。次第に発達し風速25メートル以上の暴風域を伴ってきました。複数の台風が近くにあると、お互いに影響しあって「藤原の効果」と呼ばれる複雑な動きをすることがありますが、23号は比較的まっすぐ北上し、2日(水)にはアリューシャンの南まで進んで温帯低気圧に変わる予想です。22号とともに東に離れた所を通るため、日本への影響はないでしょう。


なお、先日南西諸島に大荒れの天気をもたらした台風18号(ソウデル)は、29日午前3時に華中で熱帯低気圧に変わりました。

一方で日本列島には秋雨前線が停滞し、29日も北陸地方を中心に活発な雨雲がかかっている所があります。気象庁が29日午前4時40分に発表した「全般気象解説情報(大雨・落雷・突風) 第9号」では、次のように警戒が呼びかけられています。

[雨の予想]
29日午前6時から30日(日)午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  北陸地方 120ミリ
  近畿地方  80ミリ
  中国地方  80ミリ
その後、30日(日)午前6時から31日(月)午前時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  北陸地方 100ミリ

[防災事項]
北陸地方では30日(日)にかけて土砂災害に厳重に警戒し、西日本では29日は、北日本や東日本では31日(月)にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。北日本から西日本では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、普段より少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

【画像を見る】雨風シミュレーション(29日~9月3日) 

※この記事に掲載している雨と風のシミュレーションは、気象庁のGSMモデルの計算結果をそのまま表したものです。台風進路予報を出しているモデルとは異なることや、日時が先になるに従って予報誤差が大きくなる可能性があることに留意してください。