「たった1人になっちゃった...。これからどう生きれば」
「死んじゃおうと思って1歩2歩と海へ入っていったんだけど…。悲しかったですね。たった1人になっちゃった、これからどうやって生きていったらいいんだろうと」
(2015年取材)
死を考えて海辺をさまよったが「自分が死んだら、父や母や妹の墓参りは誰がするのか」と思いとどまった。ただ、戦時中の記憶は、その後も蘇った。
「花火がキューンとあがる音が、機銃掃射がキューンと急降下してくる音と同じに聞こえるんですよ。私は絶対に行かない、花火は見たくない」
(2015年取材)
中学生の秋篠宮さま「お父様お母様、どうぞお読みください」

高木さんは上皇ご夫妻と交流があった。秋篠宮さまが中学生のときに「ガラスのうさぎ」を読んだことがきっかけで、東宮御所に呼ばれることになったのだ。
「(1979年頃にお会いしたとき)美智子さまは、秋篠宮さまが図鑑ばかり好んで読んでいるのですとおっしゃって。物語をあまり読まない子だったが、本を持ってきて『お父様お母様、置いてきますから、どうぞお読みください』と初めて言ったのだと話してくださった」
(2017年取材)
上皇さまは本を読んだ感想をこう述べられたという。
「こんな体験をした人たちが、高木さんだけじゃなくていっぱいいたんだ。それに対して、わたくしは守られた。申し訳ない気持ちになった、みたいなことをおっしゃっていた」














