「消えたら二度と出来ない」次世代への思い

松原:今伺っていると、ICCを発足して設立されて、正直『最大の危機』だという認識はおありですか?

赤根:もちろんそうです。だから、私もですね、7月26日から日本にいて、8月16日にこちら(オランダ)に帰ってきたんですが、その間、大阪とか名古屋に行きまして、各地の弁護士会の招きだったんですが、そこに行って『法の支配の大切さ』というものを次の世代に伝えようと思って、いろんな講演をしています。これは私よりも後の世代に託したいという気持ちもありました。もし消えてしまったら、二度とできないかもしれないので。日本の国民の方々の声、そして若い世代の人たちの奮起に期待したいと思っています。

松原:ICCを支援しようという、例えば署名が始まったりですね、いろんな支援の声が耳に届いてますか?あるいは目に入ってますか。

赤根:この署名活動に関しても、私の元ロースクールの教え子たちが中心になって、いろんな団体と連携をして始めてくれて。今朝見たところでは7万5千を超える署名がすでにできていて、私自身も非常に力を得ています。これはICCに対する応援であるとともに、日本国民が自分のこととしてこの事態を受け取ってくれているものと感じています。

松原:正直、この国民の広がりは予測してなかったですか?

赤根:そこまでは考えてなかったです。

松原:今のお話を伺っても、国民と政府の温度差があるように感じます。正直どうですか。

赤根:政府も国民の声を無視することはできないというふうには思ってます。