山形県米沢市では、冬ならではのちょっと変わったパフォーマンスが披露されました。
一心不乱に筆をふるう女性。書いているのは雪の上です。

大きな舞台に書き上げたのは・・・。「煌(きらめき)」という文字。

書道家・福田房仙さん「ひとりひとりに輝いてほしいし、今あまり輝くことが少ない中、元気になってほしいので、『煌』と書きました。」
これは静岡県の書道家、福田房仙(ふくだ・ぼうせん)さんが書いたもので、雪の上に書を書く「雪上揮毫(せつじょうきごう)」と呼ばれるものです。

新型コロナの影響で、米沢市で行われるのは3年ぶり。
書に込めた思いは。
書道家・福田房仙さん「今コロナでくさくさしますよね。(方言:心が晴れず憂うつ)ウクライナの戦争を誰も好ましく思っていません。でも私たちは負けない!負けないでみんなで生き抜いてまいりましょう」

訪れた人たちは、熱い思いと「雪」と「書道」のコラボレーションに見入っているようでした。