昨シーズン、ホームラン王と打点王の二冠を達成した埼玉西武ライオンズの主砲・山川穂高(やまかわ ほたか)選手が地元・沖縄での自主トレを公開しました。
WBC侍ジャパンのメンバーにも内定したプロ10年目のスラッガーは、商売道具である「あるもの」を少し変えたそうです。

22日(日)、自身もかつて所属した『大矢ベースボールクラブ』などの子どもたちもまじえ、浦添市内のグラウンドで汗を流した山川選手。
バッティング練習に移った午後からは、ホームラン性の当たりを何発も披露。注目は、形状を少し変えたというバットです。

山川選手「バット、ここを変えました。(ヘッドの)くり抜きです。」

これまで使っていたものに比べ10g~15gほど軽くなっており、圧倒的に振り抜きやすくなったと言います。
山川選手「インコースはさばきやすいなあと思いました。インコースはちょっと詰まって打つものですけど、芯が下がっている分、詰まった時に弾きやすいのでそこはいいなと思いましたし、それでも外は届いてくれるので、やっぱくり抜いたほうが万能かな。」
ティーバッティングで登場したのが…風船。風船をくわえ、腹筋に息を送ることで下半身を上手く固定しながら打つことを意識しています。

プロ10年目の節目を迎えた今年。WBC侍ジャパンのメンバーに内定し、5年ぶりに日の丸を背負う山川。その決意を語りました。

山川選手「正直、順序的に言うと侍ジャパン優先になっちゃうので、頭の中も侍ジャパン、WBCのことしか考えていないので、チームのことはどうしてもその後になってしまうが、まずは侍ジャパンで最高の結果が出せるようにする調整を残りの時間でやりたい」
【記者MEMO】
山川選手は毎年バットを微調整するそうですが、今回の「くり抜きバット」は使用感が抜群に良いそうで「今年は特に自信がある」と頼もしいコメントを残してくれました。3月に開幕するWBCでは世界の頂点を見せてほしいと思います。